第13回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.13

☆毎月1回配信☆

2005/05/31

5月。北京にとって最も良い季節です。いつもは世界中の観光客が訪れる時期ですが、今年の5月はいつもと違いました。世界中の有名企業のトップが北京に集まってきました。
中国は「世界」に近づき、また世界中の国々も更に"中国"を注目し始めました。今回は、外資系企業で日英通訳としてチャレンジする武宮さんや、社会人になる前に貴重なビジネス体験をした高橋さんの物語を見てみましょう。

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  1. 「中国風聞帖」  ~ 北京に集まる世界の有名企業 ~
  2. 「我的故事」   ~ 日英通訳を目指して中国で再チャレンジ ~
  3. 「光輝歳月」   ~ 仕事の大変さ楽しさを、身近に感じるようになった ~
  4. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 北京に集まる世界の有名企業 ~

今月、16日から18日まで、第9回のフォーチュン・グローバルサミットが北京で開催されました。北京には、世界中からたくさんの有名企業のトップが集まってきました。このフォーチュン・グローバルサミットが中国で開催されるのは、今回3回目で、サミットの開催地が三期連続(1999年上海;2001年香港)で一つの国 や地域となったことが世界中から注目されています。

「フォーチュン・グローバルサミット」の概要

フォーチュン・グローバルサミットとは、アメリカのビジネス誌『フォーチュン』が、1995年より開催しているサミットです。『フォーチュン』誌は世界最大のビジネス誌で、売上高を基準に毎年全世界の企業の上位500社(フォーチュン500)を公表していることで有名です。開催地は、主に経済発展の将来性を考慮して決定されており、これまではシンガポール、ブタペスト、バンコク、パリ、ワシントン、上海、香港で行われてきました。

「豆知識」

フォーチュン・グローバルサミット   →  「財富」論壇
全世界企業の上位500社     →  世界500強
売り上げ高              →   銷售額

中国の企業、世界トップレベルに

今年のフォーチュン・グローバルサミットは、全世界上位500社のうち77社のほか、世界中の有名会社約800社が参加しました。2004年までに、世界企業500番付に中国の国営企業が14社ランクインしています。2005年には、更に多くの中国企業がランクインする可能性があります。その内、最も注目されているのは海爾(ハイアール)集団と聯想集団有限公司です。
海爾集団の2004年世界売上高は、前年比27%増の約120億ドルでした。一方、中国最大手のパソコン(PC)メーカー聯想集団有限公司は、一連の買収事業を完了してデル、ヒューレット・パッカード(HP)に続く、世界第3位のPCメーカーになっています。

過去10年間の"フォーチュン500"

1994年から2003年までの10年間のデータによると、中国企業のフォーチュン500は3社から15社に増えました。また、米国企業が151社から189社に増える一方、日本企業は149社から82社に減っているとのことです。

中国の経済発展に世界は注目

今回のサミットの開催で、世界は「中国」及び「中国経済」に対する、注意度を高めました。サミットのロバート・E・ビアマン主席は、「サミットの目的は、世界企業500番付にランクインしている企業に、相互交流の機会を提供することだ。
これらの企業の社長らは頻繁に中国との間を行き来している。これは、中国経済の発展性が非常に魅力的なためだ」と中国に対して、高い関心を示しています。中国経済の発展に従って、中国との各方面の交流を深めていくことが必要になってきます。そして中国語学習ブームも更に高くなることに違いありません。

「豆知識」

最新の調査によると、現在世界85カ国、2027校の大学で中国語の授業をしており、約3000万人が中国語の学習をしている。中国での留学生の上位5か国は韓国、日本、アメリカ、インドネシア、ドイツの順になっている。

2. 「光輝歳月」   ~ 日英通訳を目指して中国で再チャレンジ ~

13 1武宮葉子 さん

国際的な場所で仕事をしたいと思った

中国も含めその他のアジアの国々に興味を持ち始めたのは、昨年10月、機会に恵まれて、中東のウズベキスタンへ旅行したときのことです。それまでは、大学の専攻も英文学で、英語圏、特に欧米の文化ばかりを学び、その生活スタイルや世界をリードする考え方などに惹かれ、強い憧れと興味を持っていました。

 ウズベキスタンを訪れたとき、それまで私の中で理想としていた欧米流の価値観が、ガタガタと崩れてしまうのを感じ、大変驚きました。生活水準がはるかに低い状況の中で、人々があまりにも活き活きと豊かに暮らしているように感じたからです。貧しい中でも人々を豊かにさせる価値観がどんなものなのかは今もまだわかりませんが、当然のことながら、これまで私が親しんできた文化以外のものの考え方があるということに気づき、それらを知り学ぶことは、将来国際的な場で、様々な国の人々と交流しながら働きたいと考えている私にとって、大きくプラスになることと思うようになりました。

イギリスで「異文化交流」の意味を深く理解した

2002年秋から約半年間、交換留学生としてイギリスの大学に滞在したことも、海外での暮らしをいろいろな点で知り経験する良い機会となりました。留学中、私は毎日朝から晩まで同世代のイギリス人と共に暮らし、細かい生活のルールや相談事など話し合いながら過ごしたので、それはすごく大変で当然何度もくじけそうになったけれど、半年間という短い期間で、英語力はもちろん、現地の人々の暮らしぶりや態度、考えなどを生で経験しつつ学ぶことができました。
また何よりも、自分とは違う環境で育った人たちと、深い関わりを持ち、関係を築くことができたことは、とても大切な体験となったと思います。以来、外国へ行く機会があるときには、期間に関わらず、できるだけ現地の人々と交流するきっかけを作るよう心がけるようになりました。せっかく異文化の中へ入って行くのだから、その土地のことを生で体験して知ろうとすることが、より深い理解へと繋がり、当然そこの言語を学ぶ上でも最も早く良い方法となるはずだと信じています。

中国で次の夢に向けて、挑戦

今回、中国で日英通訳として働きながら暮らし始めることは、多くの点で挑戦となるでしょう。特に、初めて足を踏み入れる土地で、言葉も全くわからないところからのスタートですから、不安は大きいです。しかし、ウズベキスタンやイギリスで、異なる文化の人々と触れ合ったとき、改めて自分自身やまた別の価値観に気づき、考えを深めることのできた喜びを忘れずに、様々な挑戦を楽しんでいきたいです。通訳の仕事にしても、始めのうちは失敗もたくさんあるだろうし、努力を続けなければいけないと思います。とにかく今は、全てのことは将来への良いステップとなると信じて、旅立つのみです。

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3. 「光輝歳月」 ~ 仕事の大変さ楽しさ、身近に感じるようになった ~

13 4高橋さより さん

留学生活の最後の決断

大学生活も4年目に突入し、1年後に大学卒業と就職活動を控え、企業志向の就職希望者の波の中でわたしは多くのことを決めかねていました。働く場所、仕事の内容、方向性......自分の進むべき道が定まらず、気が焦るばかりの状態にあったとき、シーアイピーのインターンシッププログラムの存在を知り興味を持ちました。就職後、社会人として初めての経験だらけでは、無理が生じても不思議ではありませんし、遠回りをしながらいろいろな経験を積むこともやむを得ないと思っていますが、私は何より、漠然とした自分の今後の方向付けに判断材料を増やすことが先決でした。就職を希望する前に、労働が具体的にどういったものなのか、自分がどのような環境で活きるのか、何を必要とされるのかなどを知りたかった私に、インターンシッププログラムは有効な解決策を提示してくれました。

仕事の現場で実務経験を学ぶ

その後シーアイピーのご助力を得て、私は3か月の間日系大手コンサルティング会社のビジネスインターンを体験しました。総務部の一員として実務体験をする機会に恵まれました。期間中に担当した主な仕事内容には、本社からの出張者の航空券やホテルの予約とサポート、その他一般事務の手伝い、一部社員に対する日本語の教育や文書翻訳などがありました。中国にある日系企業という実習環境は、4年以上もの留学生活にひとつ節目を設けられた感覚でした。日本企業の細やかな経営理念と企業文化を学びつつ、今まで留学で培った経験がどこまで役立つのかを試す場でもありました。また、市場発展の著しい中国で急成長を遂げ、今後とも活躍が望まれる外資系IT企業、時代を前向きに見つめられる意味でも、大変面白いインターンシップの受入先でした。
細やかな指導の下、実際に働くことで、仕事の大変さも楽しい部分も、職場と言うものも、更には自分の労働についての具体的な要求も、身近にはっきりと感じられるようになりました。また、受入先企業の採用活動にも巡り合わせるなど、自分には何が足りないのか、どんなことに長けているのか、インターンシップをしていなければ社会に出て初めて気付くことを、これからの就職活動に活かせるということは、以前の私には思ってもみなかった自信になりました。

3か月はあっという間に過ぎてしまいましたが、必要なことが凝縮され、非常に充実したインターンシップを終えられました。素晴らしい同僚に、また指導者に巡り合い、企業活動のポジティブな部分に立ち合えた意味では、インターンシップは予想以上に私を満足させてくれたと言えます。今後もインターンシップを視野に入れながら、楽しく稔りある仕事を探し、やっていきたいと思います。

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♪他の方の体験談はこちらから♪

4. 編集後記

中国の動きが世界に注目されている今日、中国語の重要性もますます高くなりました。また、将来中国に関係する仕事をしようと考えるなら、単なる語学だけでなく、実践的な経験、中国または世界に通用する国際的な感覚も必要になってきます。その為にも、皆さんにとってより良い研修環境を作る必要性があると感じています。


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