第21回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.21

☆毎月1回配信☆

2006/1/27 Fri

一月末、中国では、一年で最大のお祭り「春節」を迎えます。21世紀の中国では春節の迎え方にも、古くからの伝統を守る一方で、いろいろな変化が起こっています。今回は、現代中国の春節の様子を皆さんにお届けします。

また、現在中国にてインターンシップ中の尾田さんの奮闘ぶりもお伝えしたいと思います。

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  1. 「中国風聞帖」  ~ 21世紀春節風景線 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 毎日が新しい発見 ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 21世紀春節風景線 ~

今月29日は中国のお正月、「春節」です。数ある中国のお祭りの中でも、1年で最も盛り上がりを見せるのが「春節」です。近年、経済発展に伴って中国人のライフスタイルが変化する中、この伝統的なお祭り「春節」の過ごし方にも変化がおこっています。今回は中国のお正月「春節」をリポートします。

春節的伝統

春節は旧暦(農暦)年とも呼ばれ、一般に「過年(新年)」と言われています。
歴史は古く、殷・商時期の年末年始の神や祖先を祭る活動に起源を持つとされています。伝統的にはこの時期、かまどの神様を祭るかまど祭や、祖先を祭る儀式などを行います。新年には爆竹を鳴らし、お正月から半月後の「元宵節」まで、華やかな灯篭が町中に飾られ、家々の玄関には「春聯」と呼ばれる赤い紙が貼られ、賑やかな日々が続きます。

■豆知識■ 「福到了!」

春節の時期、家々の戸口によく飾られるのが「福」の字をさかさまにしたもの。さかさまにしているのは「倒」→ひっくり返す 「到」→やって来る が同音のため。福がやって来るようにと願って飾られています。

21世紀的春節

一昔前、春節といえば自宅で家族揃って「年夜飯」を食べるきまりでした。
90年代から、経済的な発展に伴い、高級レストランなど、外で食べる「年夜飯」がブームとなりました。ところが近年、伝統に帰ろうという意識が高まり、家族揃って自宅で春節のお祝いをするというスタイルが復活しています。以前と違うのは、食卓に並ぶ「年夜飯」が自宅に招いた有名料理人のものであったり、スーパーで買ってきた加工済食品であったりすることでしょうか。

また、近年春節の時期の海外旅行もブームとなりつつあります。統計によると、2005年1月~10月、2575万人以上の人が海外旅行に出かけ、中国はアジア一の観光客送客国となりました。今年は、おととしの津波の影響を受けて、海外旅行から海南島などの国内リゾートへの旅行に切り替えた人も多いようですが、近いうちに中国でもお正月の海外旅行が定番となるかもしれませんね。

■豆知識■ 現代的「拝年」

新年のご挨拶、中国語では「拝年」と言います。かつては「拝年」といえば一軒一軒回るものでしたが、現代の「拝年」は携帯電話のメールが主流のようです。昨年は、新年7日間で何と100億件もの携帯電話のメールのやり取りがありました。

世界各地的春節風景

世界各地の華僑の数は5500万人を超えるといわれ、日本にも2003年の時点で約46万人の中国系人口が存在しています。そのため、北米ではNY、バンクーバー、ヨーロッパではロンドン、パリなど様々なところに「中華街」があります。日本にも、横浜・神戸・長崎に大きな中華街がありますね。春節の時期には各地の中華街も大きな盛り上がりを見せます。例えば、横浜の中華街では町中に赤い灯篭を飾り、28日には新年のカウントダウンも行います。また、にぎやかな獅子舞や、龍舞という伝統的な踊りも行われ、本国同様に新しい年を祝います。

■豆知識■ 中国のお年玉「圧歳銭」

中国では、お年玉は「圧歳銭」と呼ばれます。これからの1年間、不吉なことを「圧」してしまうという意味がこめられています。現在の「圧歳銭」、平均は約200元(約3000円)くらいとのことです。

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2. 「光輝歳月」   ~ 毎日が新しい発見 ~

 21 4尾田 美紀 さん  熊本学園大学 中国語専攻

在学中、人民大学で1年間の留学。
大学卒業後、中国の日系半導体会社でインターン開始。
インターン開始時の語学力: HSK6級

「百聞不如一見」

私の大学の専攻は中国語でした。専攻をエキスパートと呼べるまでのレベルにし、そして本格的に中国語を使って仕事をしたいという思いから、「中国」にこだわってきました。「百聞不如一見」(百聞は一見に如かずというのが私のモットーです。やはり、実際体験して初めて自分のものになると思うのです。そのため、「中国・現地でのインターン」を始めることにしました。

「小さな仕事を一つ一つ着実に」

日系半導体会社でインターンをさせていただいて、まもなく3ヶ月が経とうとしています。会社の皆さんはとても親切にしてくださり、環境には恵まれています。9月末より日本の本社より部長が赴任してきました。そのため、日本語を使う機会は増えました。しかし、私はここ中国において、日本語で日本的なビジネスを経験することも大切だと思っています。なぜなら、私は日本での社会経験がないので、日本人の上司からの指導は私にとって非常にプラスになるからです。

もし、日本で就職するとしたら、中国語は一つのスキルとして扱われるでしょう。決して「中国語ができる=就職が有利になる」というわけではありません。ですから日常業務、小さなお仕事を一つ一つ着実に積み重ねていく重要さ、を痛感しています。
このような業務は日本、中国の違いはありませんよね。また、私は中国でこうやって社会経験を積んでいるのは「使用する言語が中国語」+「企業に入って経験を積む」という私が求めている、まさに一挙両得の好条件なのです。

「毎日が新しい発見」

毎日が学習、毎日が新しい発見・・・時には多少の困難もありますが、心地よい刺激の中充実した毎日を送っています。今を一生懸命、全力で生きているという充実感は現在の私の幸せです。大げさかも知れませんが、心からそう思います。

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♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

先日、旅行の際に、ロンドンの中華街を訪れました。中国から遠く離れた異国の街で、中国の雰囲気溢れる光景を見たとき、歴史悠久の「中華文化」のパワーを感じました。
この新しい春を迎える季節に、皆さんが「心想事成」できるよう、心から応援いたします。


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