第30回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.30

☆毎月1回配信☆

2006/10/31 TUE

紅葉が美しい季節となりましたね。中国でも、北京の香山などは紅葉狩りの観光客で賑わっているようです。

今回のメルマガでは紅葉の美しい北京から、世界のIT大国へと前進を続ける北京・チャイニーズドリームを皆さんにお届けしたいと思います。また、中国・天津のホテルにてインターンシップ中の高野さんの体験談もぜひご覧下さい。

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  1. 「中国風聞帖」  ~ 小さな町から世界へ・ IT大国への前進 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ この街とともに成長したい ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 小さな町から世界へ・ IT大国への前進 ~

中国の産業というと何が浮かぶでしょうか。従来の衣服や食品、工業部品とは違い、新たな産業・ IT産業が中国のみならず、世界を舞台に勢いよく成長しています。今回は、北京の小さな町から始まった、中国のIT大国への飛躍をお伝えします。

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小さな町、中関村の伝説

「中国のシリコンバレー」と呼ばれる、北京・中関村。北京大学、清華大学など中国を代表する有名大学が集まる北京市海淀区に位置し、中国の有名IT企業や研究機関の他、マイクロソフトなどの外資系企業が密集しています。

現在では、中国IT産業の代名詞ともなった「中関村」ですが、30年ほど前までは、農家の市場などが開かれるのどかな地域でした。1988年、北京ハイテク産業開発試験区が設立され、小さな町に過ぎなかった中関村に大きな変化が起こりました。科海、京海など中国ハイテク産業の草分け的な企業11社が相次いで誕生し、更に新華僑と呼ばれるアメリカから帰国した留学生の活躍により聯想(レノボ)、方正科技など世界的にも有名な国産ブランドが生まれたのです。

中国の聯想から世界の"レノボ"へ

2005年、中国の聯想集団がIBMのPC部門を買収し、デル・HPに続く世界第3位のPCメーカーとなったニュースが世界を賑わせました。1984年に北京・中関村に設立された聯想。当初はたった11名の技術者でのスタートでしたが、現在では従業員は1万以上に達しています。また、中国企業で初めてオリンピックのパートナー企業になり、トリノ五輪では技術面のサポートをしました。先ごろは、アメリカNBAの公式PCパートナーにこれまでのデルに代わって選ばれ、国際社会での存在感を増しています。

IBMの買収後は、「本社はニューヨークにおく」「社内公用語は英語に」など、中国の一企業「聯想集団」としてではなく、世界のレノボとしての挑戦をスタートさせました。小さな町、中関村から始まった「チャイニーズドリーム」はまだまだ止まるところを知らないようですね。

■豆知識 ■ 人気NO.1ブランド、レノボ

調査によると、今後購入したいパソコンのメーカーでも約35%の得票率でレノボがトップになっています。2位のIBM得票率13%を大きく引き離してのダントツ人気ですね。

IT大国を目指して

昨年、中国のインターネットユーザー数は1億300万人以上となり、中国はアメリカについで世界第二のインターネット大国となりました。2007年にはブロードバンド人口がアメリカを超えて、世界第1位となるだろうと予測されている中国。統計によると、06年8月までの電子情報産業の売上額は前年比25.4%増の2兆5千元に達したとのこと。IT産業の発展はますます勢いを加速させています。

そんな中、今までは日本企業が受託開発や販売相手として進出してきた中国から、ソフト開発大手の金山軟件や用友軟件などIT企業が続々と日本への「逆上陸」を始めています。Made in Chinaといえば、衣服や食品だった時代はそろそろ終わり、優秀な人材と高い技術を持って情報技術を輸出する、IT大国中国として世界に知られるようになる日も遠くはなさそうですね。

■豆知識 ■ インターネットの中国語

インターネットユーザーは中国語で「網民」。オンラインしていることを「在線」と表現します。ハッカーは「黒客」などと、IT産業の発展に伴って、新しい中国語表現もどんどんと増えてきているようです。

2. 「光輝歳月」  ~ この街とともに成長したい ~

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高野 泰代 さん  大学生

大学で中国語を専攻。
卒業後、天津のホテルにてインターン開始。

「海外での挑戦」

大学時代、就職活動をする中で、自分が本当にやりたい仕事は何なのか、自分は社会に出てやっていけるのか、などと考えるようになっていました。そんな時、このインターンのことを知ったのです。参加している人たちが生き生きと仕事や中国語の勉強に励んでいる様子を見て、自分も海外でどれだけやれるのか、また、大学で学んだ中国語を使いこなせるようになりたいと思い、参加を決意、今年4月から天津のホテルでインターンを始めました。

「中国語に自信が持てた!」

中国語を専攻していたとはいえ、決して高いとは言えない私の中国語力で仕事ができるんだろうかと初めはとても不安で、実際、言葉が聞き取れないことが多く、意思の疎通がうまくいかないこともあり、苦労の連続でした。しかし、そんな私に対して同僚の皆はとても優しく接してくれ、私が聞き取れない時は紙に書いてくれたり、ゆっくり話してくれたりと、いろいろと気遣ってくれました。

私の主な仕事は、チェックインやチェックアウトの応対のほか、翻訳や、簡単な通訳などもします。私がインターンをしているホテルには、長期滞在者のための客室も50室ほどあり、そのほとんどが日本人のお客様で占められています。また、通常の宿泊客としても、日本人の方が多く来られます。
といっても、中国人のお客様が圧倒的に多いので、中国人のお客様相手に接客をすることがほとんどです。初めは自分の発音が悪く、通じないこともあり、お客様に不愉快な思いをさせてしまったこともありましたが、今では前よりスムーズに応対できるようになり、自分の中国語にも自信が持てるようになってきました。

「この街とともに成長したい」

天津に来て半年がたちましたが、その間にも街は色々な変化がありました。地下鉄が開通し、デパートが次々にオープンし...挙げれば限がありません。北京オリンピックに向けて今北京は建設ラッシュですが、今、天津もビルや道路の建設が進んでいます。私のインターン期間はあと半年、これからも天津の街がどのように変化するか見ていくのが楽しみです。もちろん自分自身も、これからもっと良い方向に変われるように努力していくつもりです。

♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

今回は、中国で急成長中のIT産業に関してお伝えしました。生活の変化に伴い、今までになかった中国語の単語もどんどん増えています。漢字を使ったユニークな表現にはなるほど、と思わされますね。これからも、そんな表現を皆さんにお伝えしたいと思います。


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