第43回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.43

☆毎月1回配信☆

2007/11/30 FRI

ようやく寒さが増してきて、各地で紅葉が見ごろとなりました。行楽日和が続いてとても気持ちが良い季節ですね。

さて、12月が近づき日本の受験生にとっては、受験シーズンに向けて追い込みをかけ始める大切な時期となりました。今回のメルマガでは、中国の「国境を越える教育」をご紹介します。

あわせて、北京の政府機構で半年間のインターンシップに参加した山口さんの体験談もご覧ください。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
メルマガ登録はこちらから↓
メールマガジンの登録・解除

****************************●I N D E X*****************************

  1. 「中国風聞帖」  ~ 国境を越える教育 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 出会いは一生の宝物! ~
  3. 「編集後記」

******************************************************************

1. 「中国風聞帖」   ~ 国境を超える教育 ~

中国は教育の整備を積極的に行い、実践力を養う教授の手法を確立していく段階に突入しています。そして、中国の大学、専門学校の進化は、世界の留学産業に大きな変化を与えました。今回は、グローバル化が進む中国の教育にスポットを当てます。

43 143 2

中国大学の変化:成績よりも実践力

中国の大学受験は高校2年生から始まります。1年生で基礎を一通り学び、残りの2年間は受験対策に当てられるのです。しかし近年では、成績重視の受験勉強のほかにも、実践力を養う教育も重視されるようになってきました。

このような背景の下、民間の高等教育へ参入が急速に進みました。即戦力となる人材の必要性に応えるため、私立大学では実践的な講座や、トップクラスの講師陣を採用。中国では私立大学生の数が2003年以来倍増し、学生からの需要も増加傾向にあります。

公立学校と私立学校。それぞれ異なる特徴を活かしながら、学生個人のアイデンティティを高め、社会で能力を発揮できる人材を輩出していくための取り組みが進められています。

■豆知識 ■ 高まるIT教育熱

香港特別行政区政府教育局は、IT教育をさらに強化するため、今後2億3,100万香港ドルの特別資金を投じ、香港の小中高校のIT教育を支援する計画を今年10月に発表しました。更なる発展が望まれる業界だからこそ、小さい時からの教育が重要視されています。

世界で存在感を増す中国の大学

巨大な学生数、高等教育機関の発展に加え、企業の海外進出が進み、語学力や海外滞在経験を備えた人材を求めるサイクルも浸透しつつある中国。以前までは、留学生を送り出す側でしたが、近年は留学生受入側の面も呈して来ました。

中国への留学生は2005年には14万人を超え、中国から海外に留学する学生数を初めて上回り、2006年には16万人を突破。語学留学以外の留学生は4割に上りました。留学に向う力、留学生を受け入れる力の両方を備えてきた中国。アジアの経済発展と高等教育の向上は、留学産業の変化においても重要なキーポイントとなっています。

■豆知識 ■ 中国の人気専攻分野

中国に留学する学生の専門分野で多数を占めるのが、医学・経済学など。特に、医学に関しては、ヨガを極めたいという人が東洋医学にたどり着き、留学に踏み出すきっかけになることもあるようです。

高まる留学生争奪戦

昨年11月から、アメリカ政府作成のCMが中国のTVに流れ始めました。その内容は「中国人留学生勧誘キャンペーン」。ミュージッククリップ顔負けの映像でPRを展開。これはまさにアメリカの「待っていれば優秀な学生はいくらでもやってくる」時代が過ぎ去ったことの象徴と言えます。

留学産業の変化の要因は、世界で一番多くの留学生を送り出していた中国の大学が、海外の大学と同じリングに立ち、留学生争奪戦を繰り広げるようになったことです。

優秀な人材の確保のため、様々な改革に乗り出す大学。世界を視野に入れた大学選びや就職活動をする学生。このような背景に後押しされ、大学はまさに前例を見ないほど高まるグローバル化のさなかにあるのです。

■豆知識 ■ 優秀な人材を引き寄せるためには...

国内外で認められる卒業証書と英語教育の充実。大学が、優秀な留学生を集めるために必要なものです。今年6月には清華大学とフランスの有名ビジネススクール、INSEAが提携して共同MBA(経営学修士号)プログラムを開始しました。このような大学間の取り組みは世界中で展開されています。

2. 「光輝歳月」   ~ 出会いは一生の宝物! ~

43 3

山口 友佳 さん

「将来は中国で働きたい」
北京市政府国際部でのビジネスインターンシップ体験談

「中国に魅かれ、中国で働きたいから」

私は大学生活と1年間の中国留学を通して中国語を積極的に学ぶうちに、中国という国そのものに魅かれ、将来は中国で働きたいと考えるようになり、半年間中国北京の政府機構でのインターンシップに参加しました。

主な仕事内容は翻訳で、そのほかには、社内や、会社系列の専門学校で日本語を教えることもありました。最初は専門知識もなく、戸惑うことも多かったのですが、センター長が何かと声をかけて気遣ってくださったり、周りの同僚の方々がとても温かく接してくれたので、不安はすぐに解消されました。

「インターン生ではなく、社会人として」

初めて社会人の一歩を踏み出した私には足りない部分もたくさんあり、そのたびに会社のみなさんが丁寧に教えてくださったので、そこから学ぶことがたくさんありました。私自身もインターンというあいまいな立場としてではなく、一社会人としてしっかり仕事をこなそう!と心がけました。

自分にとって一番重要だったことは、ここで一緒に働いている中国の方々と間近に接して、"中国で働くとはどうゆうことか"を垣間見られたことだと思います。そしてここでは女性もたくさん活躍していたので、その先輩たちを見て、私もあんなふうになれたらいいな!と何度も啓発されました。

「一生の財産となる出会い」

あの会社でインターンをすることができて、あの方々と出会うことができたことは、私自身の一生の財産になると思います。お昼休みに同僚と隣の大学の構内をおしゃべりしながら散歩したこと、金曜午後のバトミントン、そして、最後の日の夜のお別れパーティーで分かれ惜しくて涙したこと...

私のこのインターンの成功はやはり会社の方々の大きな支えがあったからこそだと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

43 443 5

♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

めざましい経済発展で注目を集めている中国、経済だけでなく教育も発展を続けています。
中国の大学で学問を学ぶ留学生も徐々に増えてきています。興味のある方は、一度調べてみても良いかもしれませんね。


 

☆★ 登録解除 ★☆

このメールマガジンは、CIPにお問い合わせ下さった皆様にお送りしております。
今後、配信が不要な場合はお手数ですが下記アドレスより登録解除して下さい。
こちらから ⇒ メールマガジンの登録・解除
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

株式会社シーアイピー  "キャリアを創り、未来を拓く"

東京オフィス:渋谷マークシティ22F 137号
大阪オフィス:大阪駅前第1ビル6F 111号
Tel :0120-712-118 /06-6344-5711
E-mail :お問合せメール
URL  :http://www.chinainternship.co.jp
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~