第47回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.47

☆毎月1回配信☆

2008/3/28 FRI

日差しがずいぶん暖かくなりました。春のコートに代えただけで、体が軽くなったように感じますね。

さて、春といえば新生活の季節ですね。新たな環境でも元気に過ごして、成長の春にしたいものですね。今回は、「中国スープ文化に見る健康法」をご紹介します。

あわせて、上海でホテルインターンシップに参加した神野さんの体験談もご覧ください。

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  1. 「中国風聞帖」  ~ 中国スープ文化に見る健康法 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 「帰りたくない」初めて思った海外滞在 ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 中国スープ文化に見る健康法 ~

陽気が暖かくなって、新生活の春がやってきましたね。新しいスタートは、健康で美しく!
今回は、中国人の元気の源・スープを通じて、手軽に始められる中国伝統の健康法をご紹介します。

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中国のサプリメントスープ

吃肉不如喝湯(スープは肉にも勝る)という言葉があるほど、中国、とりわけ広東の食卓では元気の源としてスープが重視されています。広東料理のレストランに入ると、少なくても20、多ければ50種類のスープメニューがあります。

季節や体調にふさわしい材料を選び、じっくり煮込んだスープが各家庭でもよく作られています。この調理法の中には、中国医学の理論がしっかりと組みこまれており、生活の智恵として受継がれています。

広東省では、伝統的に「バオタン」と呼ばれる土鍋でスープを煮込みます。生活のリズムが速くなり、共働きが増えた現代では、炊飯器でスープを保温しておいたり、専用のスープストッカーがよく使われています。忙しいからこそ、栄養たっぷりのスープで体ケアをしっかりしているのですね。

■豆知識 ■ 春の疲れを癒すスープレシピ

にんじん、蓮子(レンシ)、ヒユの実、蜜棗、豚タン、豚骨を煮込んだ「蘿蔔蓮子猪舌湯」は春先の風邪やのぼせにも効果抜群。

スープでダイエット計画

スリムになりたい願望は、老若男女を問わず誰もが持っているもの。
日本人のダイエット傾向に「食べる量を減らす」ことが見受けられますが、これは却って太りやすい体質のもとなのです。中国伝統の考え方では、食べる量を減らすのではなく、きちんと排出することを重視します。

食事制限で食事のバランスが崩れると、体のパワーが落ち、中国医学でいう「気滞」の状態になります。エネルギーの循環が滞るわけですから、結果的に太りやすい体になってしまいます。やせやすい体に戻すためには、肉や魚のおかずに、水分排出を促進する小豆や緑豆を使ったスープをプラスするのが効果的です。

気が滞るのは食生活だけが原因ではありません。ストレスを自分の腹の中に溜め込むのも「気滞」の原因のひとつ。ことこと煮込んだスープをゆっくりいただく時間は、体と心のエネルギーの巡りをよくしてくれます。中国伝統の生活術に学ぶなら、心と体のインプットとアウトプットのバランスを保つことがダイエットの王道です。

■豆知識 ■ 食べ物の「性」を知る

中国医学の考えでは、体への作用に基づいて、全ての食材は「熱」「温」「平」「涼」「寒」の5つの性に分けられます。今の季節にはたけのこやほうれそうなど、大地から芽を出したばかりの旬の素材をスープに加えると、冬に溜まった老廃物を出すデトックス効果があります。

食べることは最高の健康法

おはよう」「こんにちは」よりも、中国で親しい間柄の人たちがよく使うあいさつをご存知ですか?
その答えは「ごはん食べた?」なのです。もし食べていないと答えれば「どうして?早く食べなよ」と言われたりと、日本人にとっては、食事への細かい気遣いは少し不思議に感じるかもしれません。

中国伝統の健康哲学によれば、食事は一食でも抜くと、胃にとても悪いもの。その悪くなった状態から回復するには体力がとても消耗されます。それよりも毎日少しずつ気をつけて、損なわないようにするほうが効率的ということですね。「ごはんたべた?」というあいさつには一食一食を大切にする中国人の考え方が反映されているのです。

「食育」が見直されている昨今。今日から「薬膳料理」は難しくても、スープなら比較的手軽に始められます。季節の素材をふんだんに使ったスープには、体と心のマネジメント力アップのヒントもたっぷり含まれています。

2. 「光輝歳月」   ~ 「帰りたくない」初めて思った海外滞在 ~

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神野 未央 さん  大学生

大学卒業を控えた春休みに、上海外資系ホテルでインターンシップ体験!

「卒業旅行の変わりに選んだインターンシップ」

卒業を控えた大学4年生の2月、私は1ヶ月間のインターンシップに参加するため、上海へと発ちました。「新しい環境に適応する能力をつけたい」という思いで、敢えて卒業旅行のかわりに選んだインターンでした。「これは中国語の実践経験の少ない自分に対する試練、旅行ほど楽しめなくても仕方ない...」、本当をいうとあまり乗り気ではありませんでした。

しかし1ヶ月後、私は正反対の気持ちを抱きながら空港に向かっていました。「帰りたくない」。旅行以外の滞在で、こんなふうに思ったのは初めてでした。ホテルでのインターンは、私の想像をはるかにこえて中身のある、そして楽しいものでした。

「やりがいが湧いてきた仕事環境」

まず何より素晴らしかったのは働く環境です。一緒に働くスタッフはみな中国人。それも自分と同世代のひとたちが中心です。これは語学留学ではなかなか得られない環境だと思います。みな日本人のインターン生を受け入れることにも慣れているので、ちょっと勇気を出して話しかけてみれば、もう次からは「ご飯食べた?まだなら一緒に行こう!」とさそってくれるのです。1ヶ月という短期間だったにもかかわらず、何人か親しい友達もでき、オフのときに一緒に遊びにいくことも少なくありませんでした。

仕事内容についても大満足でした。日本のお客様の接客が中心で、具体的にはチェックインの準備をしたり、ご用件を伺ってそれを中国人のスタッフに簡単に通訳したりしました。しかしそれだけではありません。フロントに立っていると、中国語、日本語、英語といろいろなことばでの質問がとんできます。時には頭フル回転させながら、日本語を中国語に、英語を中国語に、と訳をする必要があることもありました。もちろん、はじめは周りのひとに頼りきりでしたが、状況が把握できてくるにつれやりがいも感じられるようになりました。

「何ものにも代えがたい出会いの旅」

何と言っても忘れられないのは、同じ日本からのインターン生で、ルームメイトになった方との出会いです。はじめは、「日本人と同室」ということに「中国語漬けになりきれないのでは」という不安を抱えていましたが、今ではそれで本当によかったと思っています。

いくら大好きな中国とはいえ、異国の地で働くというのはなかなか心細いものです。仕事が終わって疲れて部屋に帰ったときに、今日あったことをあれこれ話し合えるルームメイトがいることは本当に心強く、たくさん助けられました。その方の好物のマーラータンを私も大好きになり、仕事が大変だった日などは「よし、M(マーラータンの略)食べに行って元気だそっ!」と言って連れ立って食べに行きました。

たった1ヶ月でしたが、何ものにも代えがたい本当に貴重な経験ができました。

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♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

体調が優れないときでも、これを食べれば元気になれる!という「お守りフード」があるという方、多いのではないでしょうか?それは素材の栄養素に、なにか特別な思い出の力が加わっているんでしょうね。


 

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