第7回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.7

☆毎月1回配信☆

2004/11/24

こんにちは。CIP広報担当です。CIPメルマガvol.7 をお送りします。
最近、みなさんからのメールや電話など、もっとも相談されている内容の多くは「就職」のことです。特にいまの時期11月末、大学3年生の後期に入ってから、多くの大学生のみなさんがそろそろ就職活動をはじめなきゃ。。。。と考え始めますね。初めての就職で、何かと悩みや戸惑いを感じることもあるでしょう。 今回は、中国の各時代の大学生の就職活動の状況をご紹介します。彼たちの 奮闘ぶりから、みなさんを勇気づけられたらいいなと願っています。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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  1. 「中国風聞帖」  ~大学生における就業状況の変化  ~
  2. 「ビジネスインターン特集1」   ~ 再び訪れたい中国 ~
  3. 「ビジネスインターン特集2」   ~ 肌で感じた中国 ~
  4. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 大学生における就業状況の変化 ~

「経済急成長=中国」という意識がますます世の中で定着しているが、しかし中国発展は単なる経済的な発展に止まっていない。今日は、大学生の「自由競争」、「能力主義」就職現状から、発展している中国を覗いて見ましょう。

国家がすべてを決める

70年代中期の卒業生"工農兵大学生"*は国家の統一配属以外、ほとんどが自分の故郷へ戻りました。卒業教育のテーマは"到工場去,到農村去,到祖国最需要的地方去" (「工業へ、農村へ、祖国が最も必要とする場所へ」)。80年代初期から国家主管部門より指令的な配属計画が制定され、学校はそれに基づいて卒業生の就職手配をしました。
* 工農兵大学生:文革時の労働者・農民・兵士出身である学生

成績優秀な学生は好きな仕事を選択できる

90年代初期より"双向選択"という方法が実行されました。企業側の条件と卒業生の希望とにより、大学側が卒業生を推薦した後、企業側がその中から採用するという方法です。推薦順位は在学中の成績を基準としています。従って当時の大学生たちは、希望の企業に採用される為に、必死で勉強する事が唯一の方法でした。

自分で仕事探し

2000年初期、大学には卒業生就職指導センターが設立され、卒業生のために就職情報の収集やコンサルティングなどが行われました。校内では求人募集活動や企業説明会などが行われ、卒業生が比較的満足のいく仕事を探せるようになったのはこの時期からだと言えます。

まずは無給の見習いから

現在、中国社会でも失業問題が大きく取り上げられていますが、卒業生も就職活動に必死です。統計によると2004年の全国大学卒業者は250万人、なんと三年前の2001年から140万人も増加しているのです。職を求める人達が多い中、企業の採用枠はわずか。卒業生達に大きなプレッシャーを与えていることは言うまでもありません。そして、多くの求職者が活動する中、"零工資就業"という方法が新たに出現しました。これは一定の試用期間働いた後、企業と労働者の両者が同意の上で労働契約を結ぶというものです。その間給料は勿論ゼロ。お互いの将来の発展を長い目で見据えた方法だと言われています。
参考までに現在の新卒者の初任給は平均1700元/月。

2. 「ビジネスインターン特集1」   ~ 再び訪れたい中国 ~

7 1桂田真千子 さん 立命館大学

今回、私は北京の中国系企業で2週間のインターンシップを行いました。私が受け持った仕事内容は、職員履歴書の日本語への翻訳業務と、日本から送られてきた仕様書の日本語と中国語訳との照合作業の二つでした。職場の雰囲気はとても和やかで、アットホームだという感想を持ちました。その理由は、仕事の合間に雑談を楽しんだり、助け合って仕事をしたりと、とにかく職員同士の仲がとても良いと感じたからです。中でも、職員の誕生日の日に、内緒でケーキが用意されていて、一時仕事を中断して全員で祝ったことがとても印象的でした。
今回のプログラムを通して知り得たことは、以下の3点です。

1つは、自分の専門性を活かした仕事ができることのすばらしさです。2つ目は、向上心を持って積極的に取り組むことの重要性です。たとえインターンだとしても、与えられた仕事だけをするのではなく、自分のしたいこと、挑戦してみたいということを率先して行う姿勢が大切だと感じました。3つ目は、人同士のコミュニケーションです。自分の語学力が全く使い物にならないということを目の当たりにし、この機会にもう一度中国語を勉強し直して、再び中国に戻ることができれば本望だと思っています。インターン以外でも、私は今回が初めての中国訪問でしたが、多くの名所をまわることができたので、とてもうれしく思っています。他にも、夜はドッキリでメンバーの誕生会をしたりサッカー観戦をしたりと、本当に楽しいことばかりで、2週間があっと言う間に過ぎてしまいました。

今回の経験を活かして、さらなる中国語の向上と今後のスキルアップにつなげていきたいと思っています。すばらしい機会を与えて下さり本当にありがとうございました。

♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

「辞旧迎新」の時に、この一年間を振り返えると、CIPにとって飛躍の年であったと感じます。中国でのインターンシップを通して、日本や世界中の「中国夢(Chinese Dream)」を持っている若者と出会い、それぞれの思いを実現する為に共に努力してきました。来年もきっと、この輪を更に広げることができたらと願っています。


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